サイバーセキュリティにも参考になるアングル:ウクライナ侵攻におけるドローンの威力

4月12日, 2022Awingu, BlackBerry, BlackBerry Access, BlackBerry Cylance, BlackBerry Intelligent Security, BlackBerry Workspaces, blog, BYOD, CylancePROTECT, iOS, iPadOS, Jamf, セキュリティ診断, テレワーク, 働き方改革

こちらの記事に目を止められた方は、各種媒体を通して状況把握をされていると思いますが、サイバーセキュリティに関して今回個別ポイントとしてあげられることがあると思われます。

ロシア軍は当初の計画よりその進捗が捗々しくないとの報道が一部でされております。ロシア軍はウクライナにおける各飛行場を抑え制空権を押さえることで、その計画をスムーズに運ぶことを計画していたと思われます。賢明な読者の方は想像がつくと思われますが、単純に、地上にいるほうは高い距離のある空から攻撃されますと対抗しづらいですし、特段地上への被害を考慮しなければ、空から高威力・広範囲の爆弾等で無差別に攻撃することで、優位に事を進めることができるからです。

その進捗が捗々しくない要因としては二つ想定されていると考えており、一つは高性能な地対空防御機能、もう一つはドローンによるものとされている。前者が過去からあるものが高性能化したものだとすると、後者は新たな形態のもので、その対応策については従前の考え方には当てはまらず、柔軟な対応が求めらえれるものらしい。つまり、その対応には応用力や本質的な価値の把握が求められることになります。

一説には、「低空、低速で侵入してくるドローンに対しては「旧式の対空兵器」が有効なのに、今回は高速で高高度から攻撃してくるジェット戦闘機を捕捉する「最新鋭の対空兵器」で対応できると考えたこと」(引用:FNNプライムオンライン「ウクライナでロシア軍の進軍を止めたのは模型飛行機を思わせるようなドローンだった」3月3日記事)が、その誤算を生んだ一因ともいえると思われます。

翻って、昨今のサイバーセキュリティリスクに対する対応としては、どうでしょうか。いろいろな攻撃パターンに対して、「最新鋭」(例えばAIを活用している)のものが必ずしも対応できるとは限らないといえなくはないでしょうか。一つはAIと一括りにしても、その活用度は単なる自動化レベルのものから、深層学習を利用した高度なものまで含まれ、前者は未知のものには対抗できず、後者は未知のものを含めて大概のものに対抗できるような幅がみられる場合があります。また、その特徴を逆手にとって、脅威だと認知されないような形態、かつ防御の王道的な考え方の隙間を縫うような攻撃が現れたら、そのAIはその高度さゆえに危険だと思わず、見過ごしてしまうかもしれません。

何事もよく理解して利用しないと実は大きな問題が含まれていたり、脅威の内容が一見低く見えても実は対応策を間違えれば、致命的な事象へとつながる可能性があるということを、教えてくれているのではないかと思いました。