8月19日, 2021

スピードさえあれば十分か?

スピードを重視するあまりコミュニケーションの内容や成果物の質をないがしろにしていては、お客様の信頼を獲得することはできません。
ビジネススピードを向上させることは「クオリティを疎かにしてよい」という意味ではないのです。
一見相反するスピードとクオリティを同時に向上させることが求められている現在、業務内容にあったNew-ITの活用が求められています。

クオリティ向上の観点とは

業務のクオリティを向上させる観点は、「スキル」「ナレッジ」「マインド」の3つに大別できます。
「スキル」の観点では良質の業務経験を積ませること、
「ナレッジ」の観点では問題解決に繋がる情報を大量に収集して分析すること、「マインド」の観点では業務を担う人材の集中力を高めて冷静な判断を瞬時に行えるようにすること、がポイントになります。

Use Case






VR・AR・MRによる業務シミュレーション

現場での失敗を繰り返して人材のスキルは向上していきますが、企業としては即戦力になることを期待しています。本番での失敗を無くすには、業務の模擬体験を通して失敗した経験を積ませておくことが1つの解決策となります。
例えば、東京メトロ社が教育目的で導入したアプリケーションでは、実際には存在しない構造物の劣化/破損を訓練センター内に用意することで、いつでも検査業務を体験できるようになりました。この事例ではARがキーテクノロジーとなってスキル向上に一役買っているといえます。
このように、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)を活用した模擬体験/シミュレーションにより業務のクオリティを向上させることができます。

360度写真を活用した、建設現場サポート&コラボレーション

建設業界では、恒常的な人手不足により、生産性の向上が喫緊の課題となっています。そのためには、施工現場の様子をデジタル化、データ化することが非常に大事です。現場の様子を360度写真としてデータ化し、WEB上で共有し必要なときにをWEBを介して確認し、修正すべきで箇所について、即時に、然るべき技術者に伝えることができれば、施工管理を大幅に効率化することができ、指示記録を残すこともできます。
 また、現場の360度写真を継続的に記録してゆけば、適正な施工が行われたことの証跡とすることもでき、施工が進んだ後にも、途中の様子を確認することができ、無駄な手戻りをなくすことが可能となります。
同時に、360度写真をAIで解析し、施工の出来高を自動で判定できれば、建設会社の経営管理をデジタル化してゆくことにもなります。


Bigdata/AIによる情報活用

1人の知識では解決できない問題であっても、複数のメンバーと議論を重ねることで答えにたどり着くことがあります。
例えば、IBM Watsonの医療分野での活用事例では、診断が困難であった特殊な白血病患者の正しい病名をたった10分で見抜きました。通常の病名診断は、複数の医師が患者の症状と膨大な医学論文を突き合わせて行っていますが、すべての論文を人間が把握しておくことはできません。この事例では、2,000万件以上の癌に関する論文をWatsonが学習しておくことにより実現に至りました。
このように、大量の情報(Bigdata)とAI(人工知能)を活用した情報収集により業務のクオリティを向上させることができます。  関連研修はこちら

スキル・ナレッジ向上の前提となるマインドフルネス

スキルを向上させ、ナレッジを蓄える仕組みが整ったとしても、それを扱う人材のマインドが健全でなければ、正しい判断を行うことはできません。
疲労感が高まれば集中力が低下し、チームとして個人を支える体制のないまま過度なプレッシャーが続けば、精神疾患に陥る可能性もあります。そうなれば「クオリティ」以前の問題です。
このように、個人の集中力、そして、組織の協調性を高めておくことが業務のクオリティを担保する大前提となります。

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